小さな一歩――里山での竹林整備活動

2024/01/24

里山の環境保全活動について

トイプラネットでは、ふだんはおもちゃを通じて人とモノをつなぐ仕事に取り組んでいますが、その一方で、自然環境への関心を持つ従業員による里山の環境保全活動も行っています。
頻度は多くありませんが、地域の自然と向き合う時間は、私たちにとってとても貴重な経験となっています。

竹林の整備で山を守る

私たちが携わる活動のなかで特に多いのが、「竹林の整備」です。
手入れがされていない竹林では、竹が密集しすぎてしまい、地面に光が届かなくなります。
そうすると草木が育たず、土壌が弱ってしまい、山の健全な環境が損なわれてしまいます。
私たちは、土地の所有者の方のご指示のもとで間伐(竹を適度に切り、間引く作業)を行っています。
専門家ではありませんが、少しずつ学びながら、無理のない範囲で協力しています。

切った竹で炊き出しも

間伐した竹は、ただ捨てるのではなく、できる限り有効活用しています。
たとえば、斜面に対して横向きに並べることで土が流れ落ちるのを防ぐ「土止め」として使ったり、焚き火の燃料にしたりしています。
火を起こすときには、切った竹がとてもよく燃えるため、ちょっとした炊き出しも楽しみのひとつです。

山仕事の合間にいただく食事は、いつもとはひと味違います。
ときには竹を割って即席の器を作り、その中で食事やお茶をいただくこともあります。
まるでちょっとした料亭のよう?

自然とのつながりを大切に

こうした活動は、決して大きなものではありません。
一人ひとりの力は小さいかもしれませんが、少しずつでも、身近な自然に良い働きかけを続けていくことが大切だと考えています。
おもちゃのリユースという仕事を通してモノの命をつなぐように、自然に対しても、今あるものを守り、次の世代へと引き継いでいく。
その想いを、これからも大切にしていきたいと思います。

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